産科・婦人科

妊娠中のトラブルに対する鍼灸治療

①骨盤位(逆子)
 妊娠28週以降を目安に子宮内で赤ちゃんの頭が下ではなく、上を向いている状態をいいます。現代の産科医院ではリスクを避ける目的で帝王切開の実施が増加傾向であることは一般的に言われていることですが、骨盤位が治らない場合においても帝王切開が行われます。以前は医師により外回転術などが行われていましたが、近年は頭位にならなければ帝王切開をすればよいので、骨盤位に対して積極的に治療を行うことは極僅かです。しかしながら患者さんの立場からすれば、経膣分娩ができればそれに越したことはないと考えている方が多いのも事実だと思います。
 鍼灸院では骨盤位に対して灸治療を中心に行います。ポイントは産科で逆子と言われたら出来るだけすぐに治療に来ていただくことです。週数が経過すると赤ちゃんが大きくなり子宮内のスペースがなくなるので治りにくくなります。

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