運動器疾患

腰痛・肩こり・膝痛

鍼灸院に来院される患者さんの三大症状が腰痛・肩こり・膝痛です。鍼灸は痛みの緩和、血流改善、関節可動域の改善の効果があります。こちらではそれらの症状について簡単な説明をしています。

①腰痛
 腰痛は筋疲労、内臓の異常に関連した痛み、心因性、腰椎の退行性変性など様々な原因で起こります。腰椎は体を支えながら動かす役割があり、常に体重がかかる部位なので変形が進行しやすい所です。腰部の筋・筋膜の炎症である急性腰痛(ギックリ腰)を発症することもあり、最も鍼灸院の来院患者で多いのが腰痛です。
 鍼灸治療は原因となっている神経に直接的、または経穴を使い間接的に刺激をすることによって、こりを感じている筋肉に作用して症状を和らげます。

②肩こり
 現在、デスクワークやスマホの普及により頚肩部の症状を訴える方が急増しています。原因は不良姿勢による筋疲労やストレスなど様々ありますが、頚椎の退行性変性が基にあると考えられています。頚椎の退行性変性は20代から始まっています。頚椎の変性が基となって、そこに負荷が加わり神経が刺激され頚肩部周囲の筋に痛みや緊張が起こっているのです。
 鍼灸治療は原因となっている神経に直接的、または経穴を使い間接的に刺激をすることによって、こりを感じている筋肉に作用して症状を和らげます。

③膝痛
 特に女性に多く、腰痛に次いで鍼灸院への来院患者が多いのが膝痛です。外傷(けが)性やスポーツ障害、退行性変性による膝関節痛があります。外傷性は半月板損傷など、スポーツ障害は筋・腱・靭帯の炎症、変形性膝関節症は骨・軟骨の変性に基づく痛みが起こります。
 鍼灸治療は損傷した組織の修復を助けたり、炎症や痛みを抑制する作用があります。また、関節の可動域の改善も期待されます。

PAGE TOP